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業界分析

オークファンの目論見書が面白い

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oaucfan

オークファンの目論見書を読んだ。

オークションサイトの比較サイトなんて需要なんてあるのかと思っていたが、実際にはせどり等のオークションに出品するユーザからうまくお金を取る事に成功した見事な会社であった。新規上場、IPOおめでとう。

会社のイメージ

ネットプライス系列というイメージだったが、既にネットプライスとの関係は非常に薄くなっている。しかしながら、投資状況や株主の異動を見ているとネットプライスに色々と影響されていた事が良く分かる内容だった。
ネットプライス系列の会社に投資したお金どうするんだろう。中には未上場の株式もありこれもネットプライス系列なんだろうなと思いなんだかなーという点があるが、財務状況等は健全であり、きっと良い株価が付くでしょう。
転売屋達のツールが上場です。

ビジネスモデル等のまとめ オークファンとは

端的に言うとせどりの為のツールサービスを提供している会社。副業ブームに合わせてこの商品がいくらで売れるのかといった過去のオークション情報を提供しているのが売上の1つ。
自分でデータをまとめるのは面倒だし、過去数年のオークションの落札金額・落札相場が分かるというのは大きなメリットだ。そして、転売をする上ので、避けては通れない”商品を探し続ける”という事をしなければならない以上、売れているという情報は非常に大切だ。
ツールとして、ヤフオクのIDさえ入れれば、その人がどれだけ売上を上げているかが分かるというのだから恐ろしい。
ただ、情報自体を各オークションサイトからどうやって集めているかは気になる点。大きいYahoo!オークション辺りがブロックでもしたら一巻の終わり。だけど、非常に価値がある情報だ。

目論見書を見る限りだと、こういったユーザに対して課金をしており、この部分が着実に伸びている。もちろん無料会員でも現状のオークションの数字は分かる形になっており、オークションを提供している会社を縦横に比較する事が出来ようになっており、これはオークションで物を買おうとしている人にも便利なサービスになっている。
しかしながら、この購入する人についてからの売上については横這いであり、成長がもはや見込めない現状。というのも、検索をした結果において広告とコンテンツの区別がつきにくいという点があり、広告主としてはこんな所には広告なんて出したくない。
ちなみにアフィリエイトはバリューコマースが中心のようで、バリューコマース経由で広告を掲載している。

上場までの経緯

元々は個人でやっていた物を大きくしていったパターン。夢が広がる。そして株式会社デファクトスタンダード(ネットプライスの子会社)からスピンアウト。ネットプライスにお金を色々出してもらったのだろうけど、現在ではネットプライスはグリー等に株式を売ったので、あまり関与出来ない株主割合。
従業員のモチベーション維持の為かストック・オプション連発。そしてストック・オプション付与されているのにやめている取締役多数。役員報酬2000万円程度はベンチャー企業にしては高いと思うけどそんなものなのか。

株主構成

  • 創業者である武永氏が62.9%と非常に多く、安定するだろう。
  • グロービスの投資ファンドが比較的多く10%以上。
  • グリーとデジタルガレージのVCがそれぞれ6%程度。

そんなに悪い内容ではないが、ネットプライスの色が非常に薄くなっている印象。ネットプライスからグリーに株式を譲渡したりと、ネットプライス側の事情が何かあったのかと勘ぐりたくなるが。ネットプライス色はわずか1.44%。

資本部分

  • 長期、短期借入金が無いという健全経営で、更に現金も多数持っている。
  • 前期に投資に成功しているが、今期は失敗している。

前期は1000万円程度の利益。しかし、当期は600万円の評価損。何やってんだろう?
どうも未上場株式に投資してる模様。怪しいなあ。といってもどうせネットプライス絡みだろう。
上場株式にも投資をしていて、「サンセットコーポレイション」「ショップエアライン」「転送コム」「フラッタスケープ」に投資している模様。その中でもショップエアラインは1760万円程度も投資している。
つまりだ、ネットプライスグループ内でぐるぐる投資しているだけと。ネットプライスはキャッシュ持っている子会社に、他の上場した子会社の株を買わせてたわけだ。未上場時代からなのかは不明だが・・・・・。

・法人税の支払いが6000万円超。

素晴らしい。多額の納税を果たしている会社というのは称賛されるべきです。

・投資活動において、無形固定資産への出費が1億円以上かかっている。

外注の開発費か?ちょっとこの費用については何に使って、どれだけ成果が出ているのか、それとも今後出るのかは知りたい所。

経営者について

http://www.k-tsushin.jp/ec-service/search/details/009598/
を読むと非常に頭が良いと感じると共に、ネットプライスに色々やられてかわいそうだなと思ってしまう。
特段何かしているとは思えないけど、

まとめ

オンリーワンの情報を持っているという点は高く評価出来る。何しろ副業という点がフォーカスされている限りは、非常に高い価値を生むのではないだろうか。
しかしながら、副業で儲けるという点については景気が悪化し給与が下がっている状況においては良いが、今後景気が回復してくるとマイナスになるかもしれない。
又、セドリや転売という状況においては消費者の情報の非対称性に漬け込むサービスであり、消費者からは忌避されるイメージが強い。
本業の情報提供においては確実に成長しており、今後もせどりや転売という面が伸びるのであればそれに連れて伸びる。

しかしながら、そこに依存してしまっているという点もあり、今後も伸びていくという点についてはあまり期待は出来ない。
このオンリーワンの情報をベースとした協業等での活路が見いだせると大きな発展が待っているだろう。大きなマイナスは今後は特に無い事から、安定した状況になると推察される。

初値とかには興味は無いが、事業の安定性を考えるとそれなりにいくのではないだろうか。少なくとも最近上場している不動産系列よりかは収益性は高いだろうし、そもそも顧客に求められている点が素晴らしい。

情報自体はインターネットでアクセス出来る情報をまとめた物であり、それを自動的に収集まとめて大きなデータにする事で上場出来るというのだから、インターネットはやっぱりすごいと感じた次第。

 

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