iPad mini simフリー版とiPod touchをBluetoothで繋いでいる。今回はBluetoothでの接続のまとめとなる。
iPadminiのBluetoothテザリングの現在の運用
iPadmini と iPod touchをBluetoothで接続してインターネットを利用している。
iPodタッチはiPhoneの変わりだが、スマートフォン向けのサイトを見る分にはBluetooth接続で十分。
何故か以前使っていたiPhone4SではiPadminiとBluetooth接続が出来なかったので、iPod touchで代用している。
Bluetoothテザリングとは
Bluetoothでのテザリングは、iPad miniといった親機がBluetoothの回線を活用して子機に3G回線や4G回線のインターネットの共有をする事である。専らテザリングというとWifiを活用してのテザリングがWimaxやLTEではとても多いが、ルーター等の電池が数時間しか持たなかったり、複数の端末を常に持ち歩かなければならない等々の問題があった。
特に大きいのは、Wifiは電池をたくさん必要とするという事だ。Bluetoothであれば消費電力は少なくする事が出来るが速度は遅い。用途に応じて使い分けると快適なテザリング生活を行う事が出来る。
但し、Wifi回線をBluetoothでテザリングする事は出来ない。あくまで3Gや4Gといった携帯電話の回線をテザリング出来るだけだ。
Bluetoothテザリングの設定方法
1.まず親機側であるiPadmini側で下記設定を実施する。
設定→Bluetooth→ONにする。
設定→インターネット共有→ONにする。
といってもインターネット共有をOKにするだけだが、その際に何の名前で公開されているかが記載されているので、もしこの名前が気に入らなければ、設定→一般→情報→名前を変更すれば良い。
応仁のLANや、大塩平八郎のLAN等々やりたい放題に出来ます。
2.続いて子機側の設定。
設定→Bluetooth→ONにする。
するとペアリング出来る一覧が下部に表示されるので、親機の名前を見つけてタップして接続する。
3.Bluetoothペアリングの要求という画面が両機に出現するので両機でペアリングボタンを押す。
※この画面は親機と子機両方に現れます。
4.インターネット接続完了
子機からインターネットが接続出来ているはずです。
子機であるiPod touchの左上部分にはWifiのマークでは無く、違ったマークが入っています。
ちなみにこのBluetoothでのテザリングはNexus7といったAndroid端末に対しても行う事が出来ます。
もちろんiPod touchに対して共有している中でも共有出来たので、複数台に対して共有出来る事になります。
Bluetoothテザリングのメリット
- 親機であるiPadminiがスリープモードであっても子機側から接続出来る。
- 親機がバックの中や、机の中であっても数十m程度離れていても接続出来る。
- 親機の電池の減りはWifiでのテザリングと比べると圧倒的に少なく、1日持つくらいに長持ちする。
- Wifiと比べて回線が安定しているので、子機をずっとインターネットに繋げておける。
Bluetoothテザリングのデメリット
- Wifiでのテザリングと比べると速度が遅い。概ね100kbps。
- iPhoneは子機になれないので、昔の資源の活用が出来ない。
- iMessageが子機側で使えなくなる。
Bluetoothテザリングで最も問題なのはiMessageが子機側で使えなくなる事。メッセージ送信時に最後の少しのバーがどうしても進まなくなる。
この問題についてはどうもBluetoothの仕様らしく、Bluetoothテザリングも万能ではない事が分かる。そのうち解決するといいのだけど。
具体的な活用 iPhoneが不要に
私はiPad miniのSIMフリー版とiPod touchを使っています。通勤の電車の網棚に親機となるiPad miniを入れたバックを載せて、子機であるiPod touchでインターネットを使っています。iPhoneと違って軽いという点もありますが、非常に良いです。
又、仕事中も机近くのバックにiPad miniを入れておけば、10m程度離れた場所でMTGをしても子機であるiPod touchからインターネットが繋がります。仕事上どうしてもiOSとAndrod端末を近くに置く必要があり通信費が馬鹿にならなかったのですが、とても効率的になってきました。
iPad miniのSimフリー版の購入や利用方法はこちらにまとめています。
Bluetoothテザリングを意識した端末選び
Bluetoothテザリングをするのであれば、iPad miniのシムフリー版にDTIや楽天ブロードバンドLTEといったdocomoのMVNOを活用したSIMとiPod touchの組み合わせがお勧めです。
ソフトバンクやauでもiPad miniの通信版が販売されていますが、いかんせん月額の通信費が高騰しています。SIMフリー版とdocomoのMVNOのSIMの組み合わせであれば、比較的安価に出来ますので検討してみてはいかがでしょうか。この辺りの詳細は以前の記事でまとめています。