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書籍紹介(マーケティング)

ニューエコノミー勝者の条件~ウィナー・テイク・オール時代のマーケティング10則~

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生産性などという尺度は、不要な仕事をいかにうまくこなすかを測定するものでしかない。生産性で量れるような仕事は、人間がすべき仕事のリストから削除されるべきである。 -p211

この本は1998年にアメリカで出版された本の日本語訳である。
アメリカは日本よりもIT化が早い。このITを活用してどのようにしていくのかが分かる本である。

テクノロジーがもたらすのは機会の増大である。
問題を解決するな、機会を追求しよう。
いまある機会を最大化するよりも、新たな機会を生み出すほうが報いが大きい。

ビジネスで何か問題があったとする。
その解決に労力をかけた所で、結果的には何が残るだろうか。
答えはたっぷりコストをかけた「平凡」でしかない。

問題の解決は今あるビジネスの拡張にはなる。しかしながら問題の解決にだけフォーカスしてしまうと、平凡な物になる。当然だ、誰にも何にも変とも思われない物が出来上がるのだから。

仕事をするにおいて、この仕事は機械(プログラム)で出来るなとおもったような仕事については、どうやったら機械に任せられるかを考えよう。
その上で、生産性で量れない仕事を重点的に出来るようにする。この事が必要である。
もし自分の仕事がこういった単純な仕事であると感じるのであれば、いつかは自分の仕事が機械に置き換わるという事を感じるべきである。

この本はAmazonのレビューにあったように、第10章(効率と生産性を捨てよ~無駄と非効率が機械を生む~)が特に読むべき章である。

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