楽天電話を活用しています。今までIP電話は色々出ていましたが、この楽天電話は今まであまり使い勝手が良く無かったスマホの通話料節約の切り札になるでしょう。
使っていない人はすぐにでも使うべきです。
楽天電話の概要
楽天電話はスマホのアプリで、このアプリを使う事で電話をかけたい相手の電話番号に自動的に0037-68の番号を冒頭に付けてくれます。この結果、通話料が安くなるようです。
書いてて何が何だかという形ですが、要はキャリアに払っている通話用が1/2になるという事です。純粋なIP電話より通話料は高いですが、メリットなのは電話を受けた型に対して、こちらの携帯電話番号が正しく伝わるという点。(発信者番号通知がしっかりとされる。)
現実的には、電話の転送サービス(PPC)を活用しており、楽天電話に対して着信課金型で電話をかける。楽天電話側は、ユーザがかけた電話番号を解析して、転送先を決めて転送する。
0037-68-03-0000-0000 という電話番号であれば、03-0000-0000の電話番号へ楽天電話側から電話をかけているという形だ。ユーザは楽天電話へ着信した通話料と、楽天電話から次の電話番号へかけた通話料を負担する。電話をかけたのにもかかわらず、キャリアから電話料の請求が無いのはこのせいである。
楽天電話の提供元はフュージョンコミュニケーションズであり、コールセンターとか色々と電話周りでの実績があるからこそスケールメリットがある。よって、通話料を安く抑える事が出来ている。
楽天電話とIP電話の違い
楽天電話は電話回線を用いて通話をする。IP電話は、インターネット回線を用いて電話をする。電話回線は従量で使用料が取られてしまうが、インターネット回線はどれだけ使っても定額だ。
楽天電話はどこにかけても30秒辺り10円だが、IP電話であれば固定電話相手なら3分で8.64円、携帯電話宛では1分17.28円と通話料はIP電話の方が圧倒的に安い。
楽天電話のメリット
楽天電話のメリットは通話料が安くなるという事と、電話をかけた相手に自分の携帯電話番号が分かるという点だ。
050Plusでは携帯電話番号では無く、050Plusの050の番号になってしまう。これが友人や家族に電話をかける際のデメリットになってしまっていた。楽天電話はこのデメリットをうまく解決したサービスになっている。後、ポイントが貯まるらしいが、元々の通話料にポイント代金が入っているのでこの点は微妙。
楽天電話のデメリット
デメリットなのは2点。折り返しする際に電話番号がすぐに出てこない点と、ソフトバンクのように同じキャリア同士だと通話料が無料の際には余計なお金がかかってしまう事だ。この辺りは割り切るしか無い。後は楽天電話はこの手のサービスとしては通話料が高い点。ポイント代の負担が痛いですね。楽天という信頼性がある会社(?)なので、小さい会社のサービスよりかは良いでしょう。
最も効果的な使い分け
楽天電話は携帯電話よりかは安いが、IP電話よりも高い。電話をかける相手によって使い分ければ最も効果的だ。
楽天電話は相手に発信者番号を出す必要がある時だけにしよう。つまり相手が携帯電話や、家電のディスプレイに電話番号が出る場合だ。
対してIP電話はお店や学校といったこちらから掛けるだけの場合に使おう。相手からすると050だろうが0037であろうがどちらでもよいので、最も通話料が安い形でかけるとよいだろう。
まとめ
フュージョンコミュニケーションズのIP電話は以前から使っており、とても良かった。ただ、特定の相手にかける際には中々使いにくかった。楽天電話はこの不便な点をカバーしており、とても役立つだろう。
ただ、楽天電話を利用するにはクレジットカードが必要です。Line電話は事前支払いで信用力が無い人でも利用出来るようにしていますが、楽天電話はクレカのみです。